認知症

認知症とは

さまざまな原因によって脳の細胞が死んでしまったり、働かなくなってしまうことで、記憶・判断力の障害などが起こる状態(およそ6ヶ月以上継続)をいいます。平成22年度の時点で65歳以上の高齢者のうち7人に1人が認知症とされており、高齢化の進展とともに認知症の人数も増加しています。なお、認知症の前段階と考えられているMCI(Mild Cognitive Impairment)の方を加えると4人に1人の割合となります。(MCIの方がすべて認知症になるわけではありません。)認知症は年齢を重ねるほど発症する可能性が高くなっており、今後も認知症の方は増え続けると予想されています。

主な症状

認知症の症状には次のようなものがあります。

  • 朝ごはんを食べたことを忘れてしまう
  • 探し物を誰かが盗ったなど他人のせいにする
  • 段取りが立てられない
  • 気候に合った服が選べない
  • 能力の低下を自覚して元気がなくなる、引っ込み思案になる
  • 今まで出来たことが上手く出来なくなって自信を失う、すべてが面倒になる
  • オーバーな訴え・行動がちぐはぐになって徘徊する
  • 話している途中で突然立ち去る
  • 万引きをしてしまう
  • 同じ行為を繰り返す

治療方法

認知症の治療は薬物療法とリハビリテーションが主体となっています。

薬物療法

■ 認知機能を増強して、中核症状を少しでも改善し病気の進行を遅らせる治療
■ 行動・心理症状(BPSD)を抑える治療
※薬の効果と副作用を定期的にチェックしながら症状に合わせて使っていきます。

リハビリテーション

■ 書き取り・ドリル・計算
■ 行動・心理症状(BPSD)を抑える治療
■ ウォーキングなどの軽い運動
■ ペットを飼う
※家族や周囲の人々の対応の仕方によって改善することも多く見られます。

治療についての注意点

認知症を完全に治すことはできませんが、治療によって進行を遅くしたり、症状を軽くしたりすることができます。
また、家族など周囲の人々の対応も治療と同じくらい重要になってきます。
認知症特有の行動を十分に理解して接することが、症状の改善につながります。